母子登校の相談・支援をお考えの方へ|みちびきの支援内容と進め方
- 2026/10/06
- 2026/10/03

「付き添えば学校に行けるけれど、いつまで続ければいいのだろう」
「少し離れてみたい。でも、泣いている子どもにどう対応すればいいのか分からない」
「学校とも相談しているけれど、毎朝の判断を一人で抱えるのがつらい」
母子登校が続く中では、付き添いそのものに加えて、その日の対応を考え続けることが負担になる場合があります。
みちびきでは、お子さんの学校での様子や家庭でのやり取りを伺い、ご家庭に合った対応を一緒に考えます。実際に取り組んだ後の反応も確認しながら、次の対応を調整していく支援です。
この記事では、母子登校について相談したい方に向けて、支援の内容、コースと費用、無料相談から支援開始までの流れをご紹介します。
母子登校の支援で目指すこと
母子登校をしているというだけで、「すぐに付き添いをやめましょう」とお伝えすることはありません。
学校で何に困っているのか、どの場面では安心して過ごせるのか、家庭ではどのようなやり取りがあるのかによって、必要な対応は変わります。
例えば、校門で離れることが難しい場合と、給食や発表など特定の場面に不安がある場合では、確かめたいことも、学校に相談したいことも異なります。
付き添いが、お子さんの学校生活を支えていることもあります。保護者の負担とお子さんの様子の両方を見ながら、どの支えを続け、どこから調整できそうかを考えます。
支援で目指すのは、必要な支えを使いながら、お子さんが自分で取り組める場面を増やしていくことです。同時に、保護者の方が「今は何を見て、どう対応すればよいか」を整理し、ご家庭で判断できるようになることも大切にしています。
目標や進め方は、ご家庭ごとに相談して決めます。一人で登校できるようになる時期や、特定の結果をお約束するものではありません。
母子登校の基本的な考え方については、母子登校についての記事もご覧ください。
実際には、どのような支援をするのか
1.学校・家庭・お子さんの様子を整理する
まずは、現在の状況と、これまでに試してきた対応を伺います。
例えば、次のような内容を確認します。
- 朝の準備から登校まで、どこで困りやすいか
- 保護者と離れた後、学校ではどう過ごしているか
- 授業、給食、友人関係など、気になっていることはあるか
- お子さんの言葉や行動に、保護者がどう応じているか
- 学校とどのような相談をしているか
- 保護者の生活や体力に、どの程度の負担があるか
最初から、すべてを整理して説明する必要はありません。分かる範囲のお話をもとに、確認したい点を一緒に整理します。
家庭でのやり取りを伺うのは、保護者の責任を探すためではありません。お子さんの反応を理解し、日々の生活の中で取り組める対応を考えるためです。
2.日常の対応を具体的に考える
状況を整理したうえで、次に取り組むことを具体化します。
例えば、「朝、行きたくないと言われたときに何を確認するか」「登校について話す時間をいつにするか」「本人に任せられる準備はどこか」「先生に何を伝えるか」といった、日々の場面を扱います。
一度に多くのことを変えるのではなく、お子さんの状態と保護者が取り組める範囲を確認して進めます。
3.取り組んだ後の反応を確認し、調整する
相談の場で考えた対応も、実際に試すと予想と違う反応が出ることがあります。
「昨日はできたけれど、今日は難しかった」「声かけを変えたら別の困りごとが見えてきた」といったことも、次の対応を考える材料になります。
電話カウンセリングで振り返り、必要に応じて対応を調整します。メッセージ相談や会話へのフィードバックを含むコースでは、日々のやり取りも確認できます。
記録やメッセージは、保護者の方が無理なく書ける範囲でお送りいただきます。支援の途中で、朝の対応など、特定の場面について教えていただくこともあります。
4.必要に応じて、訪問などの直接支援を検討する
基本となるのは、保護者の方がお子さんへの対応を学び、家庭で実践する支援です。お子さんが相談に参加しなくても、保護者の方だけで始められます。
お子さんや家庭の様子から、カウンセラーが直接関わることに効果が期待できる場合には、訪問カウンセリングなどをご提案することがあります。すべてのご家庭に訪問が必要なわけではありません。
直接支援の内容や費用は、実施前にご説明します。安全の確保や医療などの専門的な対応が優先される場合には、支援をお引き受けできないこともあります。
また、支援の進め方をご理解いただき、合意したうえで取り組めるかどうかも、開始前に確認します。
母子登校の支援事例
公開している小学1年生の事例では、教室まで保護者が付き添い、離れようとすると泣いてしまう状況が続いていました。
支援では、朝のやり取りや家庭での準備を見直すとともに、保護者を通じて先生への引き継ぎ方を相談しました。お子さんの様子を確認しながら、付き添う場所や離れる段階を調整しています。
毎日同じように進んだわけではありませんが、経過の中で、一人で登校できる日が増えていきました。
詳しい経過は、小学1年生の母子登校支援事例をご覧ください。
これは一つのご家庭の事例です。同じ手順や結果が、すべてのお子さんに当てはまるわけではありません。
支援コースと費用について
相談の方法や必要な支援の範囲に応じて、次のコースをご用意しています。料金はすべて税込です。
| コース | 月額料金(税込) | 電話カウンセリング | 主な支援内容 |
|---|---|---|---|
| 電話カウンセリングコース | 33,000円 | 週2回まで・1回30分 | 電話での状況整理、対応の相談、実践後の振り返り |
| スタンダードコース | 44,000円 | 週1回まで・1回30分 | 電話カウンセリング、メッセージ相談、会話へのフィードバック |
| 問題解決支援コース | 55,000円 | 週2回まで・1回30分 | 電話カウンセリング、メッセージ相談、会話へのフィードバック、必要に応じた直接支援の検討 |
電話カウンセリングコースには、メッセージ相談、会話へのフィードバック、訪問やお子さんへの直接支援は含まれません。
スタンダードコースでは、必要に応じて単発の訪問を別料金で利用できます。継続的な直接支援や、段階を組んだ登校への介入が必要な場合には、問題解決支援コースをご案内します。
母子登校をしているという理由だけで、コースが決まるわけではありません。ご家庭の状況と希望する相談方法やサポート体制を伺い、支援の範囲と費用をご説明します。
月額料金以外にかかる費用
利用する支援に応じて、次の費用が別途かかります。
| 内容 | 料金(税込) | 対象 |
|---|---|---|
| 面談カウンセリング | 60分・11,000円 | 全コース |
| 訪問カウンセリング | 1回・15,000円 | スタンダード・問題解決支援コース |
| キャリアコーチング | 1回・35,000円 | 問題解決支援コース |
対面での支援には、交通費の実費と、移動手当として1時間あたり2,200円(税込)が別途かかります。問題解決支援コースで訪問を始める際には、事前の面談カウンセリングが必要です。
問題解決支援コースの段階別費用について
問題解決支援コースでは、月額料金や面談・訪問などの費用に加え、初期の分析・支援設計、お子さんへの直接支援の導入、目標達成、支援終了に向けた振り返りなど、支援の段階に応じた費用がかかります。
お子さんへの直接支援を行わない場合は、本人支援導入の費用は発生しません。
成果報酬の対象となる目標と、その達成条件は、ご家庭ごとに相談して決めます。復学や教室登校だけを、一律の目標にするものではありません。
支援終了に向けては、保護者の方が状況に応じて判断し、家庭で対応を続けていける状態を目指します。
具体的な金額や各費用の発生条件は、契約前に資料と個別のご説明で確認していただきます。月額料金に加え、ご家庭で想定される追加費用も確認したうえでご検討ください。
初回無料相談から支援開始まで
1.初回無料相談を申し込む
初回無料相談は、60分程度の電話カウンセリングです。
現在の困りごと、学校や家庭での様子、これまでの対応、ご希望などを伺います。うまく説明できるか心配な場合も、まずは今いちばん困っていることからお話しください。
公式LINEの通話機能を使う場合、通話料はかかりませんが、通信料はご利用の通信環境に応じて発生します。
2.支援の内容と費用を確認する
伺った内容をもとに、みちびきで扱える相談かどうか、どのような支援が考えられるかをご説明します。
コースの違い、月額以外の費用、保護者の方に取り組んでいただくことも確認します。初回相談だけで、原因を確定したり、解決までの手順をすべて決めたりするものではありません。
3.内容に納得したうえで、開始の手続きをする
支援を希望される場合は、登録とお支払いの手続きを進めます。
その後、担当者と開始日をご案内し、クエスチョンシート(お子さんやご家庭に対する質問票)や担当カウンセラーとのLINE連絡の準備を行います。
4.支援を開始する
ご家庭の状況と目標を共有し、最初に取り組む対応を相談します。実践後の様子を確認しながら、必要に応じて進め方を調整します。
よくあるご質問
子どもが相談を嫌がっていても、親だけで始められますか?
基本的には、保護者の方だけで始められます。
お子さんへの日常の対応を学び、家庭で実践していくことが支援の中心です。お子さんに直接関わる支援が必要かどうかは、その後の状況を見て検討します。
学校に直接連絡してもらえますか?
学校との調整は、保護者の方を通じて行います。
先生に伝えたいことの整理や、相談の仕方を考えるサポートは一緒に行いますが、カウンセラーが学校に直接連絡し、交渉する形ではありません。
毎日の記録を細かく提出する必要がありますか?
記録やメッセージは、無理なく書ける範囲でお送りいただきます。
支援上、確認したい場面がある場合には、「朝の声かけとお子さんの反応を教えてください」など、内容を絞ってお願いすることがあります。記録の負担が大きいと感じた場合は、担当者にご相談ください。
メッセージには、いつ返信がありますか?
メッセージ対応は、基本的に平日10〜17時です。
問題解決支援コースでは、緊急時に時間外の対応が可能な場合もあります。常時対応や、即時の返信をお約束するものではありません。
付き添いをやめることが、支援の前提ですか?
いいえ。まずは、付き添いが必要になっている場面と、お子さんが学校で過ごしている様子を確認します。
必要な支えを続けながら、調整できる部分を考えます。泣いていても一律に離れるなど、状況を見ずに進めることはありません。
医療やほかの相談先と併用できますか?
現在利用している支援や、医療機関からの説明がある場合は、初回相談でお知らせください。
みちびきでは、家庭でのやり取りや日常の対応を中心に支援します。診断や治療は医療機関が担う範囲であり、学校での対応も含め、それぞれの支援内容を踏まえて、みちびきが担当できる範囲を確認します。
「明日の朝、どうしよう」と迷っている方へ
付き添えば登校できる。でも、このまま続けてよいのか分からない。
少し離れてみようと思っても、泣く姿を見ると迷ってしまう。学校や家族からの助言もあるけれど、今の子どもに合う対応がどれなのか、決めきれない。
相談するときに、考えをまとめたり、支援を受けると決めたりしておく必要はありません。
「今、何に困っているのか」「どこで判断に迷っているのか」からお聞かせください。
初回無料相談では、お子さんの様子やこれまでの対応を伺い、今後の対応を考えるために、どのような点を確認する必要があるかを一緒に整理します。そのうえで、みちびきでお手伝いできることや、支援を利用する場合の内容・費用をご説明します。
「自分たちだけで取り組めそうか」「継続的な支援を受けたいか」を考えるための時間として、ご利用ください。
初回無料相談は、60分程度の電話カウンセリングです。保護者の方だけでご相談いただけます
どちらからもお申込みいただけます。相談しやすいツールをお使いください。
プロフィール

佐藤 博家庭教育コーディネーター/
代表カウンセラー(みちびき)
15年間、不登校や母子登校のご家庭を訪問支援。子どもの「自分で社会とつながる力」を育む土台づくりに尽力。文科省協力者会議委員やいじめ対策委員も歴任。「傾聴で終わらせない、変化につながる関わり」が信念。お子さんへの直接支援に加え、ご家庭の課題を可視化し、親御さんと共に解決するスタイルが特長。家庭教育等の講演・研修も多数。「家庭からはじまる社会的自立支援」を推進します。

鈴木 博美家庭教育コーディネーター/
統括ディレクター(みちびき)
家庭教育アドバイザー・訪問カウンセラーとして9年間、不登校や親子関係に悩むご家庭を支援。2025年、支援10年目を迎えます。全国の家庭への直接支援を通し、親御さんとの対話で子どもの社会的自立をサポート。家庭内の会話や関わり方を可視化し、非認知能力を育む声かけや実践的なアドバイスで親子に伴走。保護者向けセミナーや講演も多数。「支援に迷う方こそ安心して相談できる存在」を目指し、家庭の再構築に丁寧に取り組みます。
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