【親の手紙】小学生の不登校から復学、そして海外転勤へ。家族が変わった2年間の記録
- 2026/07/24
- 2026/07/23

「このまま海外へ行って大丈夫なのだろうか。」
突然始まったお子さんの不登校。
さらに、ご主人の海外転勤も決まり、お母さんは「日本で復学できなければ、海外ではもっと難しくなるのではないか」と大きな不安を抱えていました。
支援を通して変わったのは、お子さんだけではありません。
親御さん自身の考え方や関わり方、そして家族の在り方そのものが少しずつ変わっていきました。
今回は、小学生のお子さんの不登校をきっかけに、海外転勤という大きな環境の変化も乗り越えたご家族からいただいた「親の手紙」をご紹介します。
※掲載にあたり、ご本人の許可をいただいています。個人が特定される情報は一部変更・加工しています。
ご相談いただいた当時の状況
小学2年生で始まった不登校と海外転勤への不安
このご家庭では、小学生の不登校が、小学2年生の頃から朝になると学校へ行けない状態が続いていました。
一方で、朝顔の水やりや放課後には学校へ行けることもあり、「まったく行けないわけではない」という行き渋りに近い、曖昧な状態が続いていました。
そんな中、ご主人の海外転勤が決定。
「このまま海外へ行って本当に大丈夫なのだろうか。」
不登校への対応だけでなく、海外転勤による環境の変化や、新しい学校・文化への適応も考えなければならず、ご家族の不安はさらに大きくなっていきました。
インターネットで情報を探し、さまざまな方法を試しても状況は変わらず、みちびきへご相談いただきました。
支援では、お子さんへの関わり方だけではなく、ご夫婦で学校について話し合う場の作り方や、海外生活を見据えた家庭教育についても一緒に整理していきました。お子さんが安心して自分の気持ちを話せる環境を整えながら、ご家族全体で少しずつ同じ方向を向けるよう支援を進めていきました。
その結果、お子さんは少しずつ自分の気持ちを言葉にできるようになり、復学支援を経て教室に戻ることができました。そして復学後の安定した日々を経て、ご家族は無事に海外へと旅立たれています。
復学後も支援は終わらず、海外移住後も時差を越えて継続的にサポートを行いました。
親御さんからいただいた「親の手紙」




この親の手紙から伝えたいこと
変わったのは「学校へ行けるようになったこと」だけではありません
今回いただいたお手紙の中で、私たちが特に印象に残ったのは、
「変わったのは息子だけでなく、私たち親の考え方や家族のあり方そのものでした。」
という一文でした。
不登校になると、多くの親御さんは「学校へ行かせること」に意識が向きます。
もちろん、それも大切なことです。
しかし、本当に大切なのは、その先も続く親子関係や家庭の土台を整えることです。
このご家庭では、
- 親子の関わり方を見直したこと
- ご夫婦で話し合う時間を作ったこと
- お子さんの思いを尊重する関わりへ変わったこと
によって、お子さん自身も少しずつ自分の気持ちを言葉にできるようになりました。
実際に、ご主人が「学校、どうして行きたいの?」とお子さんに尋ねたとき、「本当はみんなと同じように行きたい」という本音が返ってきた瞬間があったといいます。この対話の積み重ねが、復学支援の大きな転機になりました。
そして復学後も、その変化は海外生活へとつながっていきました。移住後も時差を越えて支援を継続し、現地の学校や文化を踏まえた助言を受けられたことが、ご家族にとって大きな支えになったそうです。
環境が変われば、子どもが戸惑うことも変わります。だからこそ、私たちは「学校へ戻ること」だけをゴールにはしていません。家庭で身についた関わり方は、日本でも海外でも、お子さんの成長を支える土台になります。
不登校は「学校へ戻ること」がゴールではありません。
その先も続く人生の中で、自分で考え、自分で歩んでいける土台を家庭の中で育てていくことが、私たちは何より大切だと考えています。
ご相談をご検討中の方へ
一人で抱え込まず、ご相談ください
不登校の背景や家庭の状況は、一人ひとり異なります。
だからこそ、「これをすれば必ず解決する」という一つの方法はありません。
みちびきでは、お子さんだけを見るのではなく、ご家庭全体の状況を整理し、そのご家庭に合った関わり方を一緒に考えていきます。
今回ご紹介した親御さんのように、
- 小学生の不登校
- 行き渋り
- 復学への不安
- 海外転勤や転校を控えている
- 親子関係を見直したい
といったお悩みについても、ご相談いただけます。
今回ご紹介した親御さんも、最初から答えを知っていたわけではありません。親子の関わり方を一つひとつ見直し、ご家族で歩み続けた結果、お子さんだけでなく家族全体が変わっていきました。
不登校は、一人で抱え込むほど出口が見えにくくなることがあります。
まずは現在の状況を整理するところから、一緒に考えていきませんか。一人で悩み続ける前に、まずはお気軽にご相談ください。
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プロフィール

佐藤 博家庭教育コーディネーター/
代表カウンセラー(みちびき)
15年間、不登校や母子登校のご家庭を訪問支援。子どもの「自分で社会とつながる力」を育む土台づくりに尽力。文科省協力者会議委員やいじめ対策委員も歴任。「傾聴で終わらせない、変化につながる関わり」が信念。お子さんへの直接支援に加え、ご家庭の課題を可視化し、親御さんと共に解決するスタイルが特長。家庭教育等の講演・研修も多数。「家庭からはじまる社会的自立支援」を推進します。

鈴木 博美家庭教育コーディネーター/
統括ディレクター(みちびき)
家庭教育アドバイザー・訪問カウンセラーとして9年間、不登校や親子関係に悩むご家庭を支援。2025年、支援10年目を迎えます。全国の家庭への直接支援を通し、親御さんとの対話で子どもの社会的自立をサポート。家庭内の会話や関わり方を可視化し、非認知能力を育む声かけや実践的なアドバイスで親子に伴走。保護者向けセミナーや講演も多数。「支援に迷う方こそ安心して相談できる存在」を目指し、家庭の再構築に丁寧に取り組みます。











